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【 台北大縱走 / 台北グランドトレイル 第4段 / 大溝溪公園 / 白石湖吊橋 / 大崙頭山 / 大崙頭尾山親山步道 】
大湖から大崙頭山へのハイキングルート
台北から陽明山に入るハイキングルートはたくさんあります。天母や北投からのルートがよく使われますが、僕がよく利用しているものは、大湖の大溝溪公園からのルートです。これですとMRTの大湖駅を降りるとそのまま出発できます。
このルートは、台北グランドトレイルの第4段としても紹介されています。第4段の全体は大溝溪公園から風櫃嘴までのルートですが、ここに紹介するのは途中の大崙頭山から故宮博物院方面、至聖路に抜ける脇道です。
下の地図で見ると、右下のほんの一部のルートです。三叉路になっているところから、風櫃嘴に向かわずに北西方向に向かう感じですね。
圓覺寺歩道
MRT大湖公園駅から北に向かい、大溝溪公園に出ます。大溝溪公園は山から大水が出た場合、それを一時的に貯める遊水地です。通常は親水公園として使われており、よく子供たちが水遊びをしています。
そこから山の中に入り、圓覺寺歩道を登っていきます。このルートではたくさんの家族連れが歩いていますね。最初から最後まで緑陰の中を歩く、マイナスイオンに溢れるルートです。この下に遊水地があることを考えると、この渓流は雨の時にはきっととんでもない量の水が流れるのでしょう。途中には滝もあり、このルートを歩くだけでもそこそこの運動量になります。
白石湖吊橋
ここを抜けると白石湖吊橋を目指して歩きます。この吊橋は深い渓谷をつないで、その先にあるレジャーエリアにつなぐゲート的な意図があるようです。橋の先に桃源郷があるというイメージですね。カフェやトラットリアがあって、円覚寺歩道を登ってきた家族連れは、ここでランチをとって一休みという具合になります。僕の計画するハイキングでは、ここを中継点にして食事、午後のルートに臨むことにしています。
穠舍田園咖啡餐廳
ここでは、いつもランチは穠舍田園咖啡 餐廳で食べています。台湾のイタリアンは昔と比べるとかなりレベルが上がっていますが、ここで食べるパスタもなかなかおすすめです。パスタ一品とスープ、パンのセットで400元くらいですね。山のきれいな空気のなかで、おいしいパスタをいただくのはちょっとした贅沢です。それに、こんな食事のできるハイキングルートは他にありません。
https://www.facebook.com/FarmhouseCafeTaipei
大崙頭山步道
午後のコースはこのエリアをさらに北上します。北面には大崙頭山が立ちはだかっており、これを超えて行きます。ここまで来るとハイキング客はガタっと減ります。この先のルートを徒歩でいくと、終点がずっと先の至善路になるからでしょう。子供連れでこの山道を最後まで歩くのは難儀です。それでも、健脚の若者集団を見ることがあります。そう言えば、ここでは年配のハイカーは見ませんね。
大崙頭山步道は、圓覺寺歩道と違って渓流のないルートになります。しかし、それでも緑は鬱蒼としています。
大崙頭尾山親山步道
大崙頭山を越えると、山の北斜面に出ます。ここに初めて来たときに、ちょっとしたサプライズがありました。どんどん山の奥に入っていって、人通りも少なくなっていくというのに、突然ウッドデッキの遊歩道が現れたのです。大崙頭尾山親山步道と言います。ここには、北側至善路からのハイキングコースが整備されているんですね。陽明山を展望する大崙尾山太陽廣場という景観スポットもあります。ここまでくると、また家族連れのグループがたくさんいて、にぎやかになります。
終点は至善路
僕の歩くこのルートの終点は、至善路です。ここまでくると、士林に向かうバスが何本も走っています。至善路脇の雙溪では、夏にはたくさんの家族連れが水遊びを楽しんでいます。大崙頭尾山親山步道も含めて、家族で山のアクティビティーを楽しむエリアになっている様子です。
台北大縱走第四段は、大崙頭山の麓から西に向かわずに、北に向かい風櫃嘴まで向かう、全長6~7時間のコースとあります。問題は、そこまでたどり着いた後どうやって帰ってくるかです。風櫃嘴から降りるバスはないので、結局至善路まで降りてこないといけません。それを考えると、このコースを走破するのは大変だなという気がします。
Google Mapによるルート図
途中の通過点をプロットして、Google Mapでルートを作ってみました。途中休憩時間を一時間ほど入れて、5時間ほどで走破できます。山の高さも最高地点で471mですので、それほど急ではありません。距離はそこそこありますが、気軽にいろいろな風景を楽しめるハイキングルートです。
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