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【Nuit Blanche 2022】 士林大劇場

士林大戲院

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【 Nuit Blanche 2022 / 士林大戲院 / 台湾文化

(日本語翻訳=RYOTA ABE)

|士林のキュートな虎|#沙漠魚 Samoi

ヘミングウェイはかつて「パリは移動祝祭日だ」と言いました。
ニュイブランシェ(Nuit Blanche)のルーツはフランスです。この度の士林大劇場は、台北市立演劇芸術センター、士林夜市、士林官邸公園、台北科学芸術園の4つの区域で開催され、この劇場は、街と市民を芸術の観点で結びつけ、台北の街に流れる美しい夜を演出するステージとなります。
これまで世界の大都市で見られたあの曲線的で立体的な3D広告は、台湾では唯一ここに存在し、画面には士林のキュートな虎が度々姿を表します。それは新たに士林夜市の大東道路と大南道路の交差点のランドマークとなりました。ライセンスチームは、ハードウェアの設計とアニメーションの制作をニュイブランシェに合わせて作成し、通常のスクリーンとは異なるより高度な曲面技術を駆使し、より鮮明でリアルな映像を実現させました。 夜市限定の焼きとうもろこしを片手にキュートな虎を見上げ、手を伸ばしたり、抱きしめたり、ふわふわの毛並みをなでてみたくなりますね。

|Belle Nuit|# 謎思星球劇團 Myth planet

月の温もりが感じられる今夜は、食べ物ではなく、魂を揺さぶる音楽で日常の不安を解消し、自由な気持ちを取り戻しましょう。屋台の反対側では、参加型のストリートオペラが開催され、とても賑わっています。観衆達のブラボーという声を挟みつつ「月の歌」「私の太陽」「椿姫の酒宴の歌」など、オペラでおなじみの曲が歌われています。

|城市旅遊 Safari Urbain|#Julien Nonnon

歩行者のカメラの先を目で追うと、携帯ショップの壁面には、半人半獣のキャラクターが浮かび上がっています。建物をモチーフにデジタル壁画を投影し、都市の要素を全て活用することで、作品と都市をうまく組み合わせ、新しい発想を実現させています。そうした作品は一夜限りの都会のノアの方舟と思えるのです。

|0 / 360ㄨㄢˊ樂旅程| #臺灣特技團 Taiwan Acrobatic Troupe

商店街を歩いていると、時折、観客や演奏者などを見るための人だかりに遭遇します。その様なサプライズ感が、着席型ショーの枠を破り、すぐにその場で参加できる楽しみを与えてくれます。 スタントチームによる空中歩行やスーツを着た人物による球体内での参加型ショーの演出、360度に広がる交差点から放射状にショーの緊張感が伝わります。演出にかけたであろう年月の積み重ねに感嘆せざるを得ません。

|塗鴉專案The Graffiti Project|#Mess-age

完成された芸術作品を見るだけでなく、ライブアートに参加することもできます。時間や素材の制約の中で、アーティストは内なる世界観を表現し、キャンバスに次々に重ねられる絵具との対話から、都市の多文化的な側面が展開されていきます。

|空白扉頁On Blank Page|#Luzinterruptus

コロナが終わった後の時代に、やりたいことや言いたいことが多すぎて、私たちは一体何から始めればよいでしょうか?スペインのアート集団によるこの作品は、光と影により希望の光を強調し、本のページをめくることで人々が言えなかった長い沈黙の言葉を埋めるための余白を残します。一人ひとりの想いを記録するために白紙のメモ帳が作られていて、これからの人生の記録がこの光の壁にまとめられるのです。

|Nike放瘋社集合|#DJ Question MarkX異鄉人X謝馨慧

爽快な叫び声と軽快な音色が芝生の上に降り注ぎ、それを見た観客はリズムをとって自由に踊ります。前方のステージでは心臓の鼓動のように脈打つ音楽が流れ、広大な芝生の上で音楽を披露するDJとダンサーによるステージは、まるで大きなZUMBAのダンス教室のようで、思わず自然と体が動いてしまいます。

|藍寶先生:L的回憶Memories from L: Mr. Lamborghini|#曾志遠OD X 詹仁瑋

もし、タイムトラベルができるとしたら、どんな乗り物に乗って行きますか?想像を膨らまし、人の過去に対する意識と鑑賞能力の根底から解き放たれるその日は、一体どの様なストーリーとなるでしょうか? 夜中、青色に輝くランボルギーニはキラキラと光を放ち、繊細なオルゴールの音で飾りたてられます。その光景は、まるでネガフィルムに似ていて、心の中で色褪せない、淡色に輝く写真の様に見えるのです。

|漁光 Light Fishing|#邱承宏

前回、2021年の漁光島アートフェスティバルで、私はこのアートを見逃し、今回ようやく目にすることができてとても感激しました。 左側のクレーンによって、クリスタルのシャンデリアが吊り下げられていて、 その様子は周りの木々と比べとても現実的に見えます。そよ風が木の葉を揺らし、繊細でカラフルなシャンデリアが木々のシルエットを作り出し、高いところ低いところ関係なくそれぞれの美しさと、生命の力を固定することで、芸術要素を生み出し人々を魅了させるのです。

|人生戲台 Play! As in Life|#成若涵

皆さんの士林のイメージはどのようなものでしょうか。 透明か半透明の紙の彫刻の様に、演劇芸術センターのイメージを元に作り出されたものかもしれません。 別の角度からみると、MRTを待つホームからも、人々の舞台である生活の縮図を眺めることができます。 ブロックと多様な色彩を使用し、太陽光とライトによって光と影を見立て、静寂した人の動きを投影する芸術作品です。

夜のキャンバスと光の筆で、士林大劇場は芸術のエネルギーを生み出し、人々を集め、夜の限られた時間で都市の芸術文化と美術作品を創造します。そして鳥の卵と豆腐(または豬血糕と魚肉ボール)」の愛称で親しまれる台北芸術センターに戻ります。このイベントは文化的な芸術に満ち溢れたタイムスリップの旅の様でした。

人生は演劇のようなものであり、劇場は人々の人生の縮図であり、文化の総体である—成若涵
公式Instagram: https://www.instagram.com/nuitblanchetaipei/
公式Facebookページ: https://www.facebook.com/NuitBlancheTPE/

 

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