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《平渓線 観光スポット》「快適」が最も素敵な旅の形|乗り放題の鉄道旅行

平溪線

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新北市 / 平渓線 観光 / 台鉄 / 鉄道の旅 / 猴硐 / 望古 / 菁桐 】

(日本語翻訳=Alice、Kotaro)

平渓支線鉄道〜電車でぶらりすることがささやかな幸せになるとは思いも寄らなかった。

たまには一枚切符を買って気の向くままに出発しよう。この沿線の各駅を自由に乗り降りできるから、行き先を決めなくても構いません。 

かつて炭鉱運送のために建設された「平渓支線鉄道」は、台湾鉄道が現在運営している支線の中で最も歴史が長く、美しい景色を楽しめる旅客用支線です。沿線には原始的な自然風景だけでなく、数多くの観光スポットやローカルの人しか知らない隠れたグルメがあって、さらに、区間内の各駅で自由乗り降りできる1日乗車券というサービスもあります。これらの要素がうまく「快適」な雰囲気を生み出していて、観光の潜在力を際立たせるだけでなく、台湾で最も魅力的な鉄道の旅が生まれました。
瑞芳駅から平渓線に乗り換えた後、途中の景色がどんどん変わっていきました。大きな車窓はまるで大型映画館のクスリーンのように、めったに見られない峡谷の風景を映し出しています。久しぶりの澄みきった青空に浮いた白雲の隙間から金色の日差しに照らされて、体と心が瞬間に溶けるようにほっとしました。たったの80元(一枚切符)でこのような至福の時間をいただくことができて、電車散策でささやかな幸福を手に入れることができるなんて信じられません。

平渓 鉄道の旅

「猴硐猫村」かつて米CNNに選ばれた「世界6大 猫スポット」

かつて米CNNが選んだ「世界6大 猫スポット」の「猴硐猫村」は、「侯硐(ホウトン)駅」のすぐそばにあります。駅を出るとすぐにニャンコの濃厚な匂いに包まれました。駅の待合室で猫ちゃんたちの堂々とした佇まいが見られるだけでなく、空気の中に独特なゆったりとした雰囲気が漂っています。最も不思議なのは、すべての旅客がすぐにペラペラのニャン星語で猫ちゃんたちとコミュニケーションをとることができて、ニャーニャーと楽しそうに語り合っていることです。自分もニャーと言わないと、きっとこの人は宇宙人だと勘違いされると思いました。電車を追いかけないで済むように、駅を出る前に必ず次の便の到着時刻を確認してくださいね。

ここには世界で唯一の「人間と猫の共用歩道橋」があります。コーヒー色の猫のような外観をした歩道橋を渡ったら、猫村に到着。様々な商店とネコ型のインスタレーションがあるほか、街の至る所に見られるのはもちろんニャンコの可愛い姿でした。人見知りせず愛嬌のあるニャンコたちはいつも人々のカメラのターゲットになっています。あなたが猫の奴隷であってもなくても、ここは絶対に見逃せない聖地です。

平渓〜人と猫の共用歩道橋

「望古瀑布」静寂な谷間のワンダーランド

「望古駅」は平渓支線で最もミステリアスな駅であり、当初「慶和炭鉱」開発によって設置されましたが、鉱山業の衰退とともにこの街も衰えていきました。現在では人の姿が少ないとはいえ、静かな駅や吊り橋と民家の遺跡がかえって屋外撮影の最高題材となり、息を呑むような美しい画像や創作アイデアのもととなっています。

近くにある「望古瀑布」は見る価値のある滝。王者の風格がある富貴な牡丹のような十分瀑布に比べると、望谷瀑布はまるで優しい野百合みたいに、静寂な谷間でも気高くてたくましい信念をひたすら示そうとしています。宝石のような青緑色の湖水がこの場所をワンダーランド(仙境)のように演出して、黙々と自分なりの春を守り、いつか幸せが戻ってくると強く信じているかのようです。

望古 瀑布(滝)の旅

「菁桐駅」は平渓に残された唯一の和風木造駅舎、その「存在」だけで素晴らしい。

旧称「菁桐坑庄」の菁桐は、昔、炭鉱開発によって誕生した集落です。繁栄を見送った後の静けさはここの遺跡に味わい深い風情を醸し出し、レトロな雰囲気が老街全体から漂っています。まるで時間が止まったみたい、ずっと一番美しいときのままでいる気がしてきます。

鉄道のひとり旅

平渓に残された唯一の和風木造駅舎

「菁桐駅」はその建物自体が大きな特徴となっています。平渓線鉄道の終着駅だけではなく、平渓に残された唯一の和風木造駅舎。堂々した優雅な外観はいつも人々の注目を集めています。その美しさは言葉では表現できません。語彙力が足りないのではなく、ただ、その建物の「存在」自体が非常に素晴らしいんです。

菁桐 駅舎の外観

菁桐電子天灯館は世界唯一ランタンの形をした建物

「菁桐電子天灯館」は、世界で唯一スカイランタンの形をした建物です。地元の文化と風景を上手く溶け込ませたのがこの建物の特徴で、遠くから見ると菁桐老街の外れに佇んでいるランタンが、この伝説的な老街の平安を祈願するように見えます。この独創的な発想に感心してしまいました。
地域住民の親切な案内を通じて、私たちは昔の「太子賓館」と日本家屋を写真に収め、「石底炭坑洗炭場」を訪れ、「菁桐鉱業生活館」を見学して、地元グルメの「楊家鶏巻」をいただくことで、この歴史の長い老街のことをより深く知ることができました。

新北市 菁桐電子天灯館

「祝福」という名のランタンは心の中で灯して平渓を照らす

新北市平渓支線鉄道の主要駅として昔ながらの素朴な雰囲気を持つ老街では、伝統的な長屋が建ち並んでいて、その中に日本統治時代の風格をした商店や昔ながらの駄菓子屋があります。また、ピーナッツアイスクリームロールや台湾ソーセージ、昔ながらの麺茶などの地元での人気グルメを提供する飲食店がたくさんあります。こんなに美味しいものがいっぱいあったら、必ず皆さんの胃袋を満足させるに違いありません。
「六扇門茶館」は当地唯一の茶館です。本格的な平渓茶を飲みたいと思って入店しただけでしたが、当地の歴史や文化などのことを店の方が詳しく教えてくれました。顔さんの説明により、過ぎ去った日々がありありと目に浮かんできて、さらに壁にかけられた貴重な古い写真を見ると鉱業発展の歴史がよりリアルに感じられました。会話の中で感じたのは、栄枯盛衰への感慨ではなく、逆に生々流転の力です。物事が極限までうまくいかないときに、むしろ新しい方向を見つけることができる人たちが存在するのです。

平渓六扇門茶館

台湾最古の現存郵便ポスト

平渓郵便局」には台湾で最も歴史が長い現存郵便ポストがあります。日本統治時代から使われてきたもので、撤去が予定されていたのですが、地理的に遠いことが理由で保存されることになりました。このエピソードは郵便ポストの特色となり、必見スポットの一つとなっています。

平渓 郵便ポスト

この支線の各駅はどれも晴らしいストーリーを持つ目的地

近くの「観音巖」や「八仙洞」、「平安の鐘」も行くべき観光スポットです。阿美が平安の鐘を鳴らす時、耳に聞こえてくるのは澄んだ鐘の音だけでなく、ぼんやりとした胸の中の動悸もありました。鳴り響いた鐘の音で平安を分かち合った喜びが今でも平渓の谷間に響き続けているかのようです。

「祝福」という名のランタンは心の中で灯り、平渓を照らして、人々に再び平渓支線鉄道の輝きを見せます。支線の各駅はどれも素晴らしい物語を持っていて、どれも目的地なのです。

平渓谷間にある平安の鐘

『平渓線/深澳双支線一日周遊券』

【基本情報】
料金:大人80TWD/小人40/シニア40/ お手帳をお持ちのお客様 40/介護者40
一、注意事項:
本券は各支線で当日のみ有効、日付印のないものは無効。
一日中何回でも乗車できる、区間内の各駅で乗り降り自由。
払い戻しは未使用に限る。
二、販売場所:
板橋、台北、松山、基隆、八堵、瑞芳、猴硐、宜蘭、羅東、平溪、菁桐、十分。
三、土日祝日及び夏・冬休み期間は団体申請を受付致しません。
四、発売当日使用。

平渓線/深澳双支線一日周遊券

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