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【 台湾 旅行 / 台湾 ひとり旅 / 初めての台湾旅行 / 台湾旅行 プラン / 台湾 一人旅 / 台湾観光 】
目次
なぜ台湾なのか、どうして一人旅なのか
私は高校生のときにアメリカに交換留学に行き、20歳のときには一人で40日間インドに滞在したことがあります。大学卒業時にはスペイン語を専攻していたこともあって、友人たちとスペインに2週間ほど出掛けました。会社に入ってからはアメリカへの長期出張や香港、フィリピンへの出張などがありましたし、個人的にもタイやバリ島、マレーシア・ランカウイ島、ハワイなどを旅行しました。
娘が6歳になる頃に、33歳で会社から独立すると、仕事柄、事務所に引きこもって作業をすることが増え、数年に一度、家族でハワイに行く以外には、海外に行くこともすっかりなくなっていました。40歳まであと少しという頃に請け負った仕事で、シンガポールとマレーシアに行き、その流れのまま、バンコク駐在中の友人の誘いでタイに旅行しました。久しぶりの海外、そしてアジアの発展ぶりは目を見張るものがありました。そして何より、自分が開放されていくことが心地よく、仕事漬けだった自分にとって年に数度のアジアひとり旅が欠かせないものになっていきます。
若い頃はまったく気にならなかったのに、今では実は飛行機が苦手です。その後なかなかヨーロッパまで足が伸びないのは、これが最大の理由です。本当はドイツに行きたくて仕方ないのですけどね。アジアを行き先に選んだのは、閉所が苦手なことに加えて、人生の後半戦に「海外」
を拠点とした仕事を自分のスタイルの中に取り入れたいという漠とした願望もありました。仕事の中で、あるいはバンコクで話をした人たちのスタイルを観察しているうちに、次第にこの願望が確たるものになってきましたが、はて、どの国が良いだろうかと思い始めました。
何のことはありません。自分に合う国はどこだろう。そんな気軽な気持ちで、年に数回アジアの都市に出掛けるのが実に痛快で、バンコクのほかに、香港、上海、ホーチミンなどに足を運ぶうちに、初めて台湾・台北を訪れたのが2014年10月のことでした。
台湾の魅力
ついこの間、沢木耕太郎の『深夜特急』を読みました。20歳の頃にインドに一人旅に行きましたが、出会った日本人にはよく「沢木は読んだ?」と聞かれたものです。当時の大学生のほとんどはこの本を読んで旅に出たのではないかと思いますが、なんとなく反発心というか、生来の天邪鬼が邪魔をして、この本から遠ざかったいたのです。沢木の短編などは読んでいたのに不思議なものですね。50歳近くなって今更という感じもありますが、深夜特急の読書はかえって感慨深いもので、旅についてあらためて考えさせられます。
印象深かったのは、野宿をしたり、新しい体験をするごとに、「ああ、また自由になった!」という感覚。そして旅の「孤独」さと、それが故に、人とのふれあいで救われたり落ち込んだりする、旅人の心でしょうか。当時のアジアでは、旅人が空港のターミナルから出た瞬間から、大勢の客引きに「構われる」というのがありふれたことでしたが、そうしたことが若い旅人には面白い。でも客引きからしたら、生きるための糧としてこちらを観ているわけです。しかし当時の沢木がアジアからヨーロッパへと移っていくと、誰も構ってくれない。構ってくれるのは、老人と子供だけだと。大人は忙しくて、旅人などに構っていられない。例外はイタリアやスペインなど欧州でも南側の陽気な国のバル(bar)、あとはこちらから何らかのアクションを起こさないかぎり何も起きない。あるいは、まともにお金を払って受けるサービスのなかで「構って」もらうほかない。
誰かが言っていましたが、その国の人たちの「目」にその国の文明度が表れると。通りすがりでも目と目が交わされると、ふと浮かぶやさしげな笑み。旅人にかぎらず、近所のコンビニだって、店員とそうした目線の会話さえあれば、孤独の癒しにはなる。実際こうしてコロナ禍という事態になってみると、みな今までにない孤独感を抱えることが増えていますが、近所のコンビニに行くと、娘の昔の同級生がバイトしてて話したり、若い外国人の女の子はいつもニコッとしてくれるんですよね。もし自分が一人暮らし老人だったとしたら、あの笑顔だけでその日一日は幸せな気分になれるのではないかと思ったり思わなかったり(笑)。ひとり旅をする人の心はふだんよりも繊細になっているから、こうしたことがその日の気分に大きく影響してきます。「構われすぎ」たら少しうるさいけれども、「構われすぎない」と寂しいという、わがままな少女のような心(笑)。通りすがりの人たちの「目」を観察すると、同じ国でも都市や街によって大きく違いがあることに気付きます。険しい目線で、目が合うと睨まれるかのような土地は危ない香りがしますし、都市の中心地では皆忙しそうで、目は前だけを見ていて誰とも目が合いません。東京もそんな感じですよね。
タイやインドネシアは、今も変わらず「構われすぎ」なところがあり、非日常の旅という意味では大好きな行き先です。彼らのフレンドリーさ、親切さはほんとうに素晴らしい。でも住むとしたらどうかな、とも思うわけです。
台湾はこの点、ちょうどよい案配で、相手の目線にはこちらへの遠慮がちな関心と思いやりを感じながらも、いきなり迫ってくることはありません。でも何かを聞いたり困っていたりすると、助けたいという親切心があふれ出ます。こちらから話しかける思い切りさえあれば、構ってもらえます。もちろん、片言でも中国語ができたほうがいいですけどね。
台湾 ひとり旅 の楽しみ方
今日はがっつり構ってもらいたいというときは、マッサージやバーに行くのがいいでしょう。片言でも日本語が話せる人も少なくないですし、聞けば行くべき場所やおすすめ情報なども教えてくれます。バーはカウンターに座って、バーテンダーと話すのもおもしろい。ちなみに海鮮居酒屋のような熱炒というタイプのお店は、台湾では大勢で騒がしく食事するための場所なので、ひとりで行くとかなり寂しいのでおすすめしません。
市場はどうでしょう。こちらはやや難易度が高くて、愛想なく忙しげに働いている人も少なくないですから、なかなか話しかけにくい。私は勇気がなくてまだ挑戦していませんが、もし出来たらたぶんサイコーに楽しい経験に違いありません。でもやっぱり、市場で食材を買う、という目的がないと楽しめないと思うんですね。そうすると旅人にはやや難しく、やはり現地に住む人でないと難しいのかもなと思います。むしろ、小吃店や定食屋のようなところで、おすすめ料理を聞くといったところが、適当ではないでしょうか。
散歩は、季節にもよりますが、台湾のお昼時はかなり暑くて、とても歩いてなどいられないという日も多いです。そうすると朝と夕方から、というのが散歩のゴールデンタイムになります。気軽な散歩って、電車に乗っていくようなところではなくて、宿から歩き出して、気軽にぶらぶらして、すぐに戻ることができるというイメージなんですよね。ハワイのオアフ島だって、西のほうにある美しいビーチも、車で40分かかるのであれば、朝に夕にと出掛けるわけにはいきません。やっぱりワイキキビーチ沿いのホテルに宿泊しているから、毎日朝と夕にビーチを散歩できるんです。台湾でも、そんなことを考えながら、宿泊先のロケーションを決めた方がいいと思います。けっきょく泊まっているところから近場を楽しむことが中心になるので、毎回場所を変えていて、なかなか常宿は定まりません。
銀座のような台北信義区も、夕方の散歩は楽しいですし、中山区は駅周辺の恵比寿のような雰囲気から、少し歩み出すと新橋のような下町の雰囲気に切り替わっていく多様さも楽しい。でも朝に夕にと散策をたっぷり楽しむには、やはり水辺と屋台街も捨てがたい。そういう意味で、次の台北滞在では、台北駅の北側から大稻埕にかけてのエリアを狙っています。それと大好きな淡水は、午後から出掛けるだけでなくて、現地に宿泊して朝と夕に散歩したいと思っています。
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台北駅北側で狙っているホテルが、パレ・デ・シンホテル(台北君品酒店)( 👉Google地図 )という高級ホテルです。ここなら散歩でもレンタサイクルでも、気軽に大稲埕碼頭や迪化街の永楽市場、あるいは大稻埕慈聖宮辺りの大きなガジュマルの木の下の屋台街で朝ごはんを食べるのもよさそう。なんで高級ホテルに泊まるのかと聞かれることもあるんですが、昔よく泊まっていた安いビジネスホテルのなんともいえぬ寂れた雰囲気が好きじゃないんですよね。浴室のすえた匂いなんかを嗅ぐと、侘しくなってきます。インドでは1泊150円くらいの安宿に泊まって、簡易ベッドで新聞をかけて寝るんですが、あれももういいかなと(笑)。沢木耕太郎の『深夜特急』を読むと、20代と若くして1年にも及ぶ旅であって、また予算も限られるから仕方ないものの、もう少し資金にゆとりがあったら、まったく違った旅になっただろうなと思うわけです。それが故に人との関わりでも、いつもお金のことを気にしていなくてはいけないし、ぼったくられるんじゃないかとドギマギして、さらにはいつも値切らなくてはいけない。それが残念な気もするんです。旅人が現地でまともな人に「構って」もらいたかったら、お金は使うときはうまく使った方がいい。多少ぼったくられても、現地の人より多めに払ったっていいじゃないですか。キャバクラだって「構って」もらいたかったら、気っぷ良く支払わないと話になりませんよね(笑)。それとさっきも言ったように、ひとり旅中の私は少女のような心ですから、一定のサービス品質を受けないと、傷つきやすいのですよ。感じ悪いと腹も立ちますし、そういう意味でも高級ホテルなら安パイかなという打算もあります。高級ホテルのレストランでのひとり飯は、かならず大事に扱われますから、価格相応だなと思うこともよくあるわけです。というわけで、正解はありませんが、私はこうしてる、というお話でした。
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観光地巡りはどうでしょう。私はそれほど関心ないのですが、最近はこのサイトで観光地案内もしているので、できるだけ足は運んでみようと思っています(笑)。でもふと降りた駅などから、ぶらぶら歩く方が好きです。
あと台湾は雨の日が多いので、その場合などに備えて、台湾通の「雨の日プラン」などもチェックしてみてくださいね。
行き先候補は、Google Mapに保存しておくと、現地に入ってから役立ちます!
台湾旅行のための実務的なお話
ひょっとするとどなたかのお役に立つかもしれないので、いくつか台湾旅行に必要なお話をしておきます。
空港
台北の空港は、できるだけ桃園空港ではなく、松山空港を選ぶようにしています。なぜなら台北市街地まで近いから(笑)遅い時間に到着しても、タクシーであっという間にホテルに到着。しかも空港が小さめで移動しやすく、入国審査などもそれほど並んだことはありません。
松山空港を利用するには、東京だと羽田空港が起点になります。羽田ー松山空港であって、成田ー桃園空港、という組み合わせになります。
いつも空港までは自分のクルマを運転していって、空港の駐車場を利用します。この点では羽田も成田もたいして利便性の違いはありませんが、羽田の国際便の駐車場はなかなか予約できないので、国内便の方の駐車場を予約。駐車後は巡回バスで国際線空港に向かいます。
スマホのSIM & 現地通貨
スマートフォンのSIMカードは、事前に入手することも可能ですが、台湾の空港で購入した方が圧倒的にお得です。7日間で1500円程度で、データ通信使い放題です。空港でスーツケースを受け取って外に出ると、台湾のどの空港でも必ず何店かの携帯ショップが開いています。そこで滞在日数を告げて、プランを購入すれば、すぐにSIMカードを交換してくれます。自分でやると、再起動しないと機能しなかったり、手間なこともありますので、空港での購入をおすすめします。
海外が初めての人は、事前に国内の携帯ショップで「SIMフリー」の手続きを済ませておきましょう。これをしていないと、別会社のSIMカードを挿してもロックがかかっていて使用できません。心配性の方には、以下のような事前購入プランもあります。
KKday: 中華電信4GプリペイドSIMカード・ネット使い放題+通話|台湾各空港受取
現地通貨(TWD:Taiwan Dollar=台湾元)も、同じエリアにある空港内銀行窓口で交換するのが、一番レートが良いとよく言われています。私は面倒なので、国内空港で交換してしまうことが多いです。
リピーターは「楽天銀行 デビットカード」を作っておくと、台湾のコンビニや銀行でいつでも日本円を引き出せます。どこの国でも使えるし、レートも悪くないですから、海外旅行が多い人は作っておいた方がいいかもしれませんね。
レンタカー
現地でのレンタカー利用は、個人的にはおすすめなんですが、受け取りの際は中国語が多少でも話せないと難しいことも多く、また、台湾人の運転マナーは決して良いとはいえないので、十分にリスクも勘案した上で検討してください。台湾で運転するには、国際免許証ではなく、JAFで発行してくれる中国語翻訳が必要です。レンタルバイクも同様です。
Uber ウーバー
台湾はタクシーの料金が安いので、使いこなすと便利ですよ。それと都市によりますが、Uberが使えます。どこでもすぐに配車をお願いして、目的地までスムーズに運んでくれるので、本当に便利です。以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
タバコとお酒
台湾は日本よりも自由度が高いようでいて、環境や健康といった方面では日本よりも厳しいです。室内は基本的に禁煙なので、ホテルは全面禁煙で、日本のような喫煙ルームというのはありません。でもバルコニーがある部屋の場合には、外で吸うことができる場合があります。バルコニーを使うには、フロントでカギを開けてもらう必要があり、暗黙裏にタバコを吸うことができるようですが、「バルコニーで吸ってもいいか?」と聞くと、向こうも困ってしまうかもしれません。一度だけ「バルコニーでどうぞ!」と言われましたが。屋上があっても通常は禁煙といわれます。幾つかのホテルは、館内に喫煙ルームが用意されていることもあります。これがどういう制度で許可されているのかは不明です。
といっても外に出れば、台湾人もけっこうな数の人たちがタバコを吸っています。でも道外れで吸っていても、露骨に嫌な顔をされることもありますので、覚悟しておきましょう(笑)。それと歩行中喫煙や禁止区域での喫煙は、罰金の対象になるようです。あ、それから電子タバコは原則、持ち込み禁止です。たまに吸っている人をみかけますが、税関で没収の対象となります。
台湾人は夕食時にあまりお酒を飲みません。お酒を飲むのは食べた後で、バーやカラオケなどに行って飲む。このため定食屋などでビールを頼んでも、置いていないことがあります。この場合は、近くのコンビニなどで買ってきて持ち込むほかないようです。
夜市
ひとり旅で夜市を楽しむのはなかなか難しいなと実感しています。ましてやグルメではない男 ひとり旅では、見慣れないものをひとりでトライする勇気はないし、けっきょくうろうろするだけで、コンビニで買ったビールを一缶とちょっとしたご飯物を食べるだけで終了、となりがちです。食べ物につい保守的になりがちな男性は、誰か台湾人のガイドに同行してもらった方が、「食べたらすごく美味しい」というものに巡り会える気がします。私も今後は、台湾人の友人に案内してもらいたいと思っています。まあ、それほど食に関心が高くない自分には、どちらにしてもハードルが高い気もしますが。
ツアーも使ってみたい
そういう意味では、最初の台湾ひとり旅では、現地ツアーなども有効に使ってみると、より満足度が高いかもしれませんね。幾つか見繕ってご紹介しておきますね!
KKday: 夜の九份と饒河街夜市観光 半日ツアー(日本語ガイド)
KKday: 台北|室内エビ釣り体験チケット・エビ料理付きプラン
Klook: 台北ナイトツアー(龍山寺+華西街観光夜市 / 日本語ガイド / 鼎泰豐ディナー付き)
台湾の主要観光エリアを紹介します
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