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【 蔡英文 / 博恩夜夜秀 / 台湾 Youtuber / 台湾 テレビ 】
昨夜はYouTubeで台湾の番組 《 博恩夜夜秀 》STR Network を視聴していました。
きっかけはFacebookで自由時報のニュース「博恩秀英文介紹台灣國際處境 網友:笑著笑著就哭了」を見たこと。
その動画はこちら。
この人物、博恩秀さんはYouTuberらしいのですが、英語が流暢なことに加えて、知性とユーモアに溢れる司会ぶりで、欧米の政治番組のメインキャスターをやっててもおかしくないという印象。
昨夜視聴したのは、台湾の行政院長・蘇貞昌氏、台北市長・柯文哲氏、中華民国総統の蔡英文さん、それぞれをゲストに迎えた対談ビデオ。
なんだか凄い才能が登場しましたね!
さっそくいろいろ調べてみると、
目次
・博恩夜夜秀(維基百科,自由的百科全書)
《博恩夜夜秀 STR Network》は、The Night Night Showの意味で、博恩秀さんが元々始めていたコメディ番組《Stand up, Brian! 博恩站起來!》の姉妹番組とのこと(Facebookページはこちら)。2018年8月に開始し、今年4月からシーズン2に入っているそうです。ユーモアを交えつつも、政治や社会問題を扱う番組になっています。5月現在のYouTubeチャンネルの登録者数は50万人を突破しています。
・《博恩夜夜秀》學霸主持人:我不是個搞笑的人,但我喜歡「研究」搞笑(親子天下)
博恩秀さんはどんな人物か。台湾大学卒業後、ロンドンとパリでダブル修士号を取得。学業の途中で急遽、お笑いの世界に一人で足を踏み入れ、コメディで台湾社会の変革を目指しているといいます。台湾大学では外国語と心理学、ロンドンとパリでは神経科学を修め、英語とフランス語に堪能。《博恩夜夜秀》は、謝政豪(DJ Hauer)氏とともに創業。
・英法雙碩士變脫口秀網紅!博恩把笑話當學問分析,道出「虧錢也不前進中國」的真正原因(風傳媒)
学者の家庭に育ち、子供の頃から米国で生活していたという博恩秀さんは、アメリカ式コメディに慣れ親しんできたそう。なるほど、そういうことかと納得。この記事では、台湾で受け入れられるお笑いの要素を、彼がどうやって分析し、試行錯誤してきたかが紹介されています。
博恩分析,美式笑話著重在「觀察式幽默」,台灣觀眾則喜歡「模仿和吐槽」。博恩以吳宗憲為例,「他把笑話分成捧和逗」,吳宗憲多半會先吹捧自己,最後再自我反嘲,逗弄觀眾大笑,完全符合單口主持的模式。
YouTubeでこれまで視聴してきた台湾のテレビ番組としては、
・小Sと蔡康永さんが司会の対談番組《康熙來了》※2016年に終了
・日本人の夢多さんが出演している《2分之一強》
などがあります。蔡康永さんの本は、この間台北の空港で購入して、いま読んでいるところ(笑)
ふつうこれらの台湾のテレビ番組は、中国語字幕が出るので、会話の速さに付いていけるのですが、《 博恩夜夜秀 STR Network 》は字幕なし。しかも内容的に政治や社会を扱っていて、皮肉を交えた絶妙なユーモアも盛りだくさんで、聴き取りはかなり難しいです。
繁体中国語を勉強中の皆さんにも、良い教材になるのではないかと思います!
個人的には、日本の民放も視聴すべき番組がほとんどなくて、BSのグローバルニュースか旅行番組、あるいは有料テレビで撮り貯めたアメリカドラマを見るしかない最近。日本から見られる台湾ドラマも限られているので、このようなYouTubeチャンネルの登場は、とても嬉しいです。新しい風を感じますね。
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