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【 台湾 お寺 / 台湾 北投 / 北投 温泉 / 北投普済寺 / 鉄真院 / 台北 超穴場 】
(日本語翻訳=あや、Kotaro)
北投区 にある台北市の 市定史跡 である 普済寺 は、元来の名を「 鉄真院 」という。1905年(明治38年)に天狗庵の住職 平田源吾氏と鉄道部運輸課長 村上彰一氏の建言により建造された。鉄道部による台湾鉄道建設への貢献を記念するため、「鉄真院」(真=真言宗の真)と命名されたが、1949年に格魯派第17世・甘珠活仏により改名され、現在の正式名称は「霊泉山普済寺」である。
北投温泉信仰の中心地
寺社境内には北投温泉を見守る神様「湯守觀音菩薩」が祀られている。しかし三つの時期(日本統治時代の臨済宗妙心寺派、国民政府時代の甘珠活仏、その後に住職となった性如法師)にそれぞれ信仰は変遷した。現在祀られている菩薩は合計で35体ある。
湯守観音:
この湯守観世音菩薩は北投温泉の守護神として神亀に乗り、壺内の霊水を神亀玄武に飲ませようとしている。昔から霊水は医療効果があり、神亀の寿命が無限に伸びるという伝説があるため、同じ効果を持つ温泉はいつまでも続いて絶えることがない。
千手観音:
千眼千手観世音菩薩は、仏陀が魔除けの時に現れたとされる特殊な形象をしており、千眼千手はすべての生きとし生けるものを救い、仏法があらゆるところに円満をもたらすことを意味している。
辯才天:
学問と弁論の才に恵まれ、音楽と福徳の女神である。辯才天は、元々インドで信仰されていた河の神であり、サンスクリット語とインドの文字を創造したと伝えられている。
韋駄天:
韋駄天は元来、インドのバラモン教の氏神であり、後に仏教の守護神となった。
子安地蔵(送子観音):
子安地蔵は幼い子供たちの霊(水子)を可愛がり、悪魔を祓うため、「水子地蔵」と呼ばれる。子供を抱く姿、子供を負う姿、子供たちに囲まれる姿など、子供を守る形象をしているため、「子安地蔵」あるいは「子守地蔵」とも呼ばれている。
素晴らしい建築の特徴と美しさ
普済寺は木造の柱で作られた和風の伝統的な寺社であり、保存状態が良好であるため、台北市の「市定史跡」に指定されている。通気性や採光が良いので、「呼吸する建物」と賞賛されている。
三花懸魚と鬼瓦:
懸魚とは、屋根の両側に飾られた木彫りを指す。「水で火災を制す」ため、魚の形をして水を代表し、木造建物を守護してきた。鬼瓦は屋根の先端にある飾りで、悪霊に襲われないよう、人を守るもののけである。普済寺の鬼瓦には「鉄真院」の絵紋で飾られた。
山門石と参道:
普済寺の参道は唭哩岸の石で作られ,コケが生えにくく、滑り止めの役目も果たしている。山門石の文字は書道家 于右任が描いたものである。
北投普済寺へのアクセス:
1. MRTレッドライン (R,淡水或いは北投方面行き)乗車。 「北投駅」(R22 Beitou)下車。
2. 北投駅でMRT支線に乗り換え、「新北投駅」で下車 (R22A New Beitou) 。或いは、
「北投駅 MRT Beitou Station 」で市バス 小22 (S22)に乗車し、 北投公園 (Beitou Park)で下車。
3. 温泉路 (Wenquan Rd.) に沿って徒歩で直進。約10分で到着。
北投普済寺
Facebookページ: https://www.facebook.com/BeitouPujiTemple/
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