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【宜蘭駅】レトロで個性的な観光スポットやお店がいっぱい!街歩きが楽しい宜蘭さんぽに出かけよう

宜蘭 カフェ

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宜蘭駅 周辺散歩 / 甲子蘭酒文物館 / 宜蘭美術館 / 宜蘭人故事館 / 蘭陽原創館 / Pafana 小米甜點冰 / 阮義忠台湾故事館 / 老店瓜仔雞 / CAFE&Hinoki 珈琲座 】

はじめに~宜蘭の街歩きはかなり楽しい

 台北から車や高速バスで約1時間。県の中心都市でありながら、のんびりした雰囲気に包まれる町・宜蘭。この町には、懐かしさを感じさせるスポットがたくさんあります。派手さはないものの、渋い魅力を持つ施設やお店をいくつか紹介したいと思います。どのスポットも、台鉄宜蘭駅宜蘭バスターミナルから比較的近いところばかりなので、皆さんの宜蘭さんぽの参考にしてみて下さい。(トップ写真は、宜蘭の実力派カフェ「CAFE&Hinoki 珈琲座」)

1.台湾最古の酒工場が博物館やショップの変身!~ 甲子蘭酒文物館

 台湾で本格的な酒工場がはじめて作られたのは、日本統治時代の1909年のこと。最初の工場はなんと宜蘭で作られました。総督府によって国営化された酒工場は、戦後は国民党政府の専売局に運営が引き継がれ、今では「甲子蘭酒文物館」として、台湾の酒造業の歴史が一気に学べる施設に生まれ変わっています。かつての工場の建物を何軒も使った文物館は、宜蘭の酒造の歴史が詳細にまとめられた建物や、お酒や地元産のお土産などを購入できる物販館などに分かれており、学びとレジャーを一気に楽しめるようになっています。

敷地内に残る日本時代の建物群

 工場の敷地内には、日本統治時代に建てられた建物がいくつも残っていて、レトロな雰囲気を感じさせてくれます。オマケ情報ですが、こちらの物販館では、台湾ビールの生が手軽に飲むことができます。別棟の売店で販売されている高粱紅麹ソーセージをおつまみに、生ビールを楽しむのも一興ですね。西郷菊次郎の功績を記念した「宜蘭設治紀念館」からすぐなので、ちょこっと足を運んでみてはいかがでしょう。

【店舗情報】

甲子蘭酒文物館

住所:宜蘭市舊城西路3號
営業時間:8:30~17:30(無休)

2.銀行が美術館に変身?!~宜蘭美術館

 宜蘭の市街地の一角に、レトロでちょっと荘厳な雰囲気の建物があります。こちらが「宜蘭美術館」です。こちらの建物はもともと、終戦後すぐに建てられた「台湾銀行宜蘭支店」です。長年、銀行としての役割を果たしてきましたが、老朽化が進み、銀行の店舗はすぐ隣に移転。古いほうの建物は修復されて、地域の美術館として活用されるようになりました。館内に入ると、元銀行らしい重厚な雰囲気に圧倒されます。1階と2階に広い作品展示スペースがあり、地元出身のアーティストを中心に、多様な作品が展示されて、なかなか見ごたえがあります。静かでゆったりした施設なので、街歩きに疲れたら休憩がてら、作品鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【施設情報】

宜蘭美術館

住所:宜蘭市中山路三段1號
開館時間:9:00~17:00(月曜定休)

3.重厚でレトロな建物で宜蘭の歴史を感じよう~宜蘭人故事館

 美術館から徒歩数分のところにあるのが、「宜蘭人故事館」です。こちらは、古い県議会庁舎を再利用した資料館で、宜蘭にまつわる人物や品々を積極的に展示しています。かつては、県議会議員同士が侃々諤々の論争を展開した県議会の建物の、現在では、宜蘭県のあゆみを様々角度から学べるような興味深い展示が見られる施設になっています。展示だけでなく、建物の雰囲気もレトロでカッコいいです。

 面白いのは、建物の中に、イタリアンピザレストランとフレンチレストランの2軒が入居していること。なかなか雰囲気が良さそうなので、宜蘭ローカルグルメめぐりがひと段落したら、一度お邪魔してみようと思います。

【施設情報】

宜蘭人故事館

住所:宜蘭市中山路二段426號
開館時間:10:00~18:00(木曜9:00~)

4.宜蘭の原住民文化に触れてみよう~蘭陽原創館

 さて、多様な側面を持つ宜蘭ですが、原住民の文化も盛んに発信されています。そのベースキャンプの一つになっているのが、蘭陽原創館です。こちらは、宜蘭県初の原住民文化に特化した文創園区で、宜蘭に住む原住民にまつわる料理やドリンク、雑貨などが販売されています。宜蘭人故事館や宜蘭美術館からも近い場所にあり、まとめて見て回ることも比較的簡単ですよ。

【施設情報】

蘭陽原創館

住所:宜蘭市中山路二段430巷1號
開館時間:10:00~18:00(火曜定休)

文創園区で原住民料理を体験!

 せっかく文創園区に来たら、ちょっと食事も体験してみましょう。一般に知られる台湾料理とはかなり異なる見た目や味わいを持つ原住民料理の数々。今回は、何軒かある飲食店の中から「Pafana 小米甜點冰」をチョイスしてみました。メニューを見ると、台北ではほとんど見かけないものばかり。その中で頂いたのは、「小米飯」。もちっとした小米の上に、最近人気のスパイス・馬告を使ったピリ辛のひき肉を載せた素朴な料理ですが、これがいくらでも食べられるおいしさ!他にも、気になる料理やスイーツがいくつもあったので、宜蘭を再訪するときは、別のメニューも試してみたいです。

【店舗情報】

Pafana 小米甜點冰

住所:宜蘭市中山路二段430巷13號
営業時間:11:00~19:00(火曜定休)

宜蘭が生んだ名カメラマンの記念館も面白い

 この文化園区の一角に、昔の職員宿舎を改造した美術記念館があります。それが「阮義忠台湾故事館」です。阮義忠は、宜蘭県の生まれで、国際的評価も高い台湾屈指の写真家。彼の功績を記念する美術家が宜蘭に作られました。ここでは、彼の作品だけでなく、毎回異なるテーマで台湾の他の芸術家の作品とのコラボ展などが開かれ、何度来ても飽きることがありません。

【施設情報】

阮義忠台湾故事館

住所:宜蘭市中山路二段430巷33號
開館時間:9:00~16:30(月曜定休)

5.地元だけで知られたおいしいローカルフードを探そう~老店瓜仔雞

 宜蘭はまた、隠れたローカルフードがたくさんある町。ガイドブックにもあまり載らず、地元でひっそりと愛されている料理に触れるのも宜蘭街歩きの楽しみの一つです。今回紹介するのは、宜蘭の中心部から少し離れた場所にある「老店瓜仔雞」という小吃です。

 昼頃にお店を訪れると、店内はすでに満席状態。何とか席を見つけて、早速、看板料理の「瓜仔雞麵」を注文します。しばらくして運ばれてきた麵は、どことなく日本の昔のラーメンの面影を感じます。麵は、ラーメンで言えば細麵タイプ。そこに程よく出汁のきいたスープとほんの少しピリ辛風味の鶏肉が入り、絶妙なおいしさです。これで70元。私のような大食いでなければ、これで小腹を満たすことができますね(笑)。

 宜蘭市内には、このような隠れた名店が何軒もあるようで、次はどの店を訪れようかと計画するのがとても楽しいくなります。

【店舗情報】

老店瓜仔雞

住所:宜蘭市泰山路239之3號
営業時間:10:30~21:30(火曜水曜定休)

6.カフェ激戦区になった宜蘭でまたまた素敵なカフェを発見~CAFE&Hinoki 珈琲座

 台湾のカフェブームはとどまるところを知りません。ここ宜蘭でも、実力派のカフェが次々と開店し、すっかりカフェ激戦区となってしまいました。そんな宜蘭で、コーヒー、スイーツ、お店の雰囲気とも満点のお店をまたまた見つけました。それが「CAFE&Hinoki 珈琲座」です。

 宜蘭市内の住宅や商店が建ち並ぶ静かなエリアにひっそりと建つカフェ。ちょっとアンティーク調の建物の中に入ると、おしゃれで落ち着ける店内の雰囲気にほっと癒されます。こちらのお店はオーナーさんがカナダ人、奥様が台湾人、そしてコーヒーに造詣が深く、お店の前面で活躍するのが若い日本人の店員さんという、とても国際的なお店。コーヒーについても、いろいろとおすすめを聞けるので、ぜひ自分だけのお気に入りの一品を見つけてみて下さい。

【店舗情報】

CAFE&Hinoki 珈琲座

住所:宜蘭市民權新路62號
営業時間:10:00~18:00(火曜木曜~17:00、日曜定休)

 

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