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【 林美石磐步道 / 宜蘭 おすすめ景観スポット / 礁溪 ハイキングルート 】
(日本語翻訳=Hiroyuki Shima)
目次
ほかに比べるもののないユニークな地理的條件、人気のインスタスポットの一つです
今日から世界はこの名前を忘れないでしょう。「宜蘭の小太魯閣」とこの場所の美しさを形容する人もいますが、これではその目を奪われる素晴らしさを表現するには十分でありません。遅れて人に知られることになった、美しい景観。その中に身を置くだけで、そのクリスタルの清らかさを感じることができます。これが他に比べるもののない「林美石盤步道」です。
林美石磐步道は宜蘭県礁溪郷に位置します。その名前は『林美』と『石磐』の二つの名に由来します。『林美』は礁溪郷林美村を、『石磐』は石磐瀑布を指します。大自然により山林・湖・滝・溪流・峽谷などの豊富な景観が穿たれています。このようなユニークな地理的条件のコースは、家族全員がレジャーとして楽しめるだけではなく、多くの事業者が支持し注目しています。例えば,ゴルフ場・佛光大学・淡江大学などが競ってこの場所に設立されています。2019年に改修工事のために一時閉鎖されましたが、リニューアルされ、安全性、好感度が大幅に改善しただけでなく、一躍人気のインスタスポットとなりました。
清らかな流水の中を歩くと、家族全員でのハイキングに最適です
全長わずか1.7キロあまり、なだらかでとても歩きやすいハイキングコースです。全体はリング状の回遊性のあるレイアウトとなっており、右側から入ると左側から戻ってくる、1時間ほどで気軽に歩くことができます。こんな初心者用の歩道で、よくある緩やかなコースではありますが、だからと言って決して甘く見てはいけません。一見手軽な風景に見えますが、決して簡単に手に入るものではありません。循環する終わりのない歩道は、人生の旅程のようです。回遊して出発点に戻る計画は、生まれ変わる生命を表わし、その経過は自己を超越するという大切な役割を果たしています。元々の「長さ」に加え「深さ」という要素を加え、人生をさらに意義深いものにしています。
自然豊かな美しい景観の林美石磐步道
このハイキングコースを楽しむには、いくつかの基本的な装備が必要です。まず、滑りにくく歩きやすい靴、そして十分な飲み水と簡単な食事を準備しましょう。それから気持ちを落ち着けて、他人と競争しないことも大切です。騒々しくするのは避けて、ごみは持ち帰るようにしましょう。そして、このハイキングを始めたら、美しい山林、豊かな生態系と、空気の栄養素と言われるマイナスイオンに溢れる森林浴を楽しみ、そしてリラックスして落ち着いた気持ちで帰ってきてください。そうすればこの宝の山を存分に楽しむことができます。
交通情報
ここには駐車場がないので、交通の利便性の面では改善の余地があります。公共交通手段としては「台灣好行礁溪A線」があり、台湾鉄道の礁溪駅と佛光大学雲起楼の間を往復しています。その沿線には礁溪郷の人気スポット礁溪温泉公園・湯圍溝温泉公園・五峰旗瀑布・和林美石磐步道などがあります。台湾鉄道の礁溪駅から出発すると20分ほどで林美石磐步道に着きます。バス代は20元、とても手ごろな値段です。玉に瑕なのは一日たったの5便しかないこと。ですのでスケジュールをしっかり立てる必要があります。
ここでは呼吸は生きるためにするだけではなく、一つの楽しみになります
低地の亜熱帯渓谷の景観を持つ歩道は、実はその前身は廃棄された農業用水路です。歴史的な風景を残すことを意図して整備され、川沿いの木陰に豊かな風景が広がり、いにしえの様子を湛えています。ルートの入口には湖があり、「草湳湖」または「下碑湖」と呼ばれています。これは頂碑湖の下方にあることから名付けられています。湖水に映った山並みが美しく、まるで詩に詠われた絵画の様な趣きで、このコースのスタートを飾ります。ここには、この景観地区で唯一のトイレがあるので、先に進む前にここで用を足すことをおすすめします。さもないと後で後悔することになります。
楽しみの中で伝統が作られる
入口の右側には、古代の手法で作られた炭焼きの窯があり、以前の生活の様子を感じることができます。「木馬」は昔の木材輸送の道具です。先人が、困難な環境と少ない資材しかない生活を克服した知恵の結晶です。このような創造的な表現から、楽しみの中に伝統が作られるということが分かります。
奥に行けば行くほど、景色はますます色どりを加えます
奥に行けば行くほど、景色は色どりを加え、原始の森の様子がよりはっきりと分かります。渓流と滝、大小様々な峡谷の地形は、驚くべき光景で、視線の向かう先はそれぞれが素晴らしい色の饗宴になり、虫と鳥のさえずりは大自然の奏でるシンフォニーになります。この様な清らかな自然の息吹が、歩道全体に満ち満ちています。この場所での呼吸は、単に命のために必要なものではなく、一つの楽しみになります。試しに素足を涼やかな渓流の中に入れてみてください。ここまで歩いてきた苦労は溶けてなくなります。そして、石の上にそのまま座っていれば、自分の体が自然と一体になることが分かるでしょう。自身は大自然の一部となり、同時に自然が自分の心の中に宿ります。どちらが先でどちらが後かも分かりません。どちらが主体でどちらが客体なのかも曖昧になってきます。
宜蘭の小太魯閣と呼ばれる林美石磐步道
歩いて450mほど行ったところに、U字型の急峻な渓谷があります。全行程の中でも最も壮麗な場所です。下を見ると用水路の遺跡と得子口溪が見えます。林務局はここに鋼製下地のウッドデッキを作っていて、誰もが手軽に安全に自然に親しめるように工夫しています。インスタスポットとしても最もふさわしい場所です。ここを過ぎると、すぐに往路になります。こちらもまた異なった景観を楽しめるルートです。
心と体をリラックスさせて、五感を開放する癒しスポット
ここを一回りすると、大自然の美しい景観を楽しめるだけでなく、心と体をリラックスさせ五感を開放する癒しスポットであることが分かります。水の中で泳いでいる蛇を見ると、その地球上で最も可愛い動きに目を奪われます。同じルートを歩いても、皆が同じ経験をするわけではありません。事前に知ることはできませんが、少なくともどのように見ればよいか、それは自分で決めることができます。
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