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【 大稻埕 / 迪化街 / 大橋頭駅 / 大稻埕碼頭 / 台北 散歩 / 台北 地図 】
迪化街 と 寧夏夜市 の近くにある 大稻埕碼頭 の周辺は、古いお店や史跡も多く、歴史の名残を残した風景となっています。また、大稻埕碼頭 (船着き場)は淡水河港の一つで、かつて台北の中でも特に繁栄していた場所です。河川敷では、美しい風景を楽しみながら、美食を食べたり飲んだりできますよ。
最近の台北で何か新しい観光地はないかなと探していたところ、思いがけず「 大稻埕碼頭 」を発見しました。
迪化街 と 寧夏夜市 の近くにあるこの場所は、多くの台湾人にはどんなところかよく知られた場所だと思います。
大稻埕 は、台北の 大同区 の一部の地域の古い地名で、かつて台北のMTRなどの都市鉄道交通網が発達していなかった時代には、淡水河港は重要な輸送および交通の要となっていました。「 大稻埕碼頭 」(船着き場)は淡水河港の一つで、台北の中でも特に繁栄していた場所です。
しかしながら時代の変遷とともに、淡水河は次第に交通手段としての機能を失い、これらの場所の商業は徐々に減少傾向を辿りました。
迪化街に立ち並ぶ古いお店や史跡は、こうした時代の名残を残した風景となっています。
私は台北生まれ、台北育ちですが、主な活動範囲が內湖であることが多いため、恥ずかしながら、この地区の記憶がほとんどありませんでした。
MRTの路線も行き届いた今、良い機会と思い、大稻埕碼頭の周辺を回ってみようと思い立ちました。
[ 大稻埕 の 観光マップ ]
台北市政府が作成したこのマップは、多くの関連ウェブサイトでダウンロードできます。今回私もガイドとしてこの地図を使用しました。
今回のメインとなる目的地は、「 PIER5 大稻埕碼頭 河岸特區 」です。
河川周辺の場所には、美しい風景を楽しみながら、美食を食べたり飲んだりできそうです。
そこで幾つかの史跡を訪ねた後で、最後に河川敷に行ってみることにしました。
[ MRT 大橋頭駅 ]
この地域への最寄りのMRT駅は、「 大橋頭 」もしくは「 北門 」ですが、私は「大橋頭駅」で下車しました。
地図には記載されていませんが、駅を出ると レンタサイクル の「YouBike」のステーションがあります。
この辺りには多くの レンタサイクル屋 が並んでおり、直接借りることができます。
私は今回は史跡を訪ねる上で自転車は必要なかったので、地図を見ながらゆっくりと歩き始めました。
歩くには比較的距離もありますし、回り道などしながら歩くと、それなりの時間がかかります。
暑い季節では、日よけ対策と水を忘れないでくださいね。
[ 慈聖宮 ]
最初に到着したのは、「 慈聖宮 」というところです。
入口が普通の路地のように見えるため、注意していないと通り過ぎてしまいそうです。
とても趣のあるところで、廟の入口にはおやつなどのお店が並んでいます。また、帰り道は別の路地を通るような造りになっています。
私は路地を冒険するのがとても好きなのですが、今回は別の目的地があるので、見ただけで次に向かいました。
でも後から振り返ってみると、ここで何かを食べながら、あっち行ったり、こっちへ戻ったりした方が面白かったのにとちょっぴり後悔。次回はここで何か食べよう!と思います。
慈聖宮の廟を立ち去ろうとすると、立派な大門があることに気付きました。入口側からはこの大門が近すぎて、気付かなかったのだと思います。
[ 大稻埕公園 ]
慈聖宮を後ろに、大稻埕公園に向かって歩きます。
それほど大きな公園ではありませんが、この土地ならではの特色があり、趣があります。
公園を一周回ってみると、後ろ側には昔の建築がたくさんあることに気付きました。
しかもよく見てみると、これらの建物に普通に人々が生活している様子。なのに建築はかつての趣を残しているのです。
內湖近辺ではこうした建築物を目にすることはほとんどありません。こうした古い趣のある建物に住んでみたいという気持ちにさせられました。
p.s. 次の写真の一番奥に写っている大きな建物は、カフェでした!
次回はこのお店でお茶を飲みたいです。
[ 辜宅 ]
今日最後の史跡は、路地の奥にあり、見過ごしてしまいそうなところです。
でも建築物はとても雄大かつ気品があり、高さと横幅の広さも圧巻です。
でもこの建物は現在、幼稚園として利用されているため、中に入って見学ができないのがちょっと残念。
[ 大稻埕碼頭 ]
本日の目的地「 大稻埕碼頭 (ダーダオチャン・マートウ)」に到着!
入口は大きいので、すぐに分かります。トンネルのような入口を通り抜けると。どこまでも広がる河川敷を見渡すことができます。
でも着た時間が少し早すぎたようです。人がほとんどいません。。。
でも現地に来てみて分かったのは、河川特別区(特區)は考えていたよりもずっと小さく、5〜6軒の出店があるだけのようでした。
売っているものと価格を見てみても、観光地〜レストランのような、少々高い価格帯のようです。
一軒のお店で食べてみましたが、味は普通、このようなきれいな場所での食事には、ちょっと物足りないと思いました。
夕方に大稻埕碼頭に来て夕日を堪能し、その後は寧夏夜市まで足を伸ばして食事する方が良いかもしれませんね。
この辺りには、緑が豊富が様々な運動場も多く、草の上に座って、景色を眺めてゆっくりするのも、なかなか良いかもしれません。
それと、自転車を使うか、フェリーに乗って、淡水まで向かうことも可能です。これもぜひ今度チャレンジしてみたいと思います。
台北市内で美しい河原の景色を楽しみたい、淡水まで行く時間はないという人は、ぜひここを訪ねてみてください。
周辺の多くの施設があるわけではありませんが、事前に「レンタルサイクルで遊ぶ」「夕日を堪能してから夜市に行く」などプランを決めておくと、より充実した体験ができると思います。
関連サイト:
- 藍色水路微旅行 公式ホームページ(淡水までのフェリーなどの情報)
- PIER5大稻埕碼頭河岸特區 Facebook page
MRTの北門駅から歩いて行く大稻埕碼頭の夕方の映像は、こちら!
台湾のTV番組でも最近、特集していましたよ〜
台北ではぜひいろいろなアクティビティにもトライしてみてください!
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