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日本人(というか私!)が台湾人を馬鹿にしている?!ないない!!

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台湾大好きだから、年の半分以上台湾に住んでいる私ですが

先日、飲み会の席で「台湾は住んでみてどうですか?」というアバウトな、しかしよくある質問が飛んできたので、ちょっと酒の席でもあるし、ありきたりでもつまらないかなと思い、以下のような話をしたのだが。

■台北のバスの運転手はひどいと思う話

そもそも運転が荒く急ブレーキ急発進は当たり前、さらには下車時、停車してから席を立ってドアに向かっていたら閉められてしまうので、停車前に席を立たねばならず、お年寄りなどは大変危ないと思う。 ・さらにそのお年寄りを先に通し、最後に私が降りようとすると、ドアに挟まれる!! しかも私はすでに3回挟まれている。 (ちなみにこれは話さなかったが、直近で挟まれたときあまりに痛かったので、そのまま何事もなく発進するバスのドアを三回ほど蹴り飛ばし、すぐそこの信号で停まったので運転席の前まで行って睨み倒したら謝るそぶりをようやく見せたので許した(笑))

■時々店員さん達に、顧客目線がない話

台北中山で人気の某カフェでお茶しながら話をしていたら、半分ほど飲んでいた連れのカフェオレに大きな蠅が飛び込んでいた。それを店員に言ったところものすごく不機嫌そうに「ちょっと待って」と言われたまま15分ほど放置されたので、「ちょっと待ってじゃ分からないんだが??」という話をしたら、「今、新しいものを作っているので、待ってくれ」と言われ、さらに15分くらい待ち、私の珈琲はとっくになくなりもう帰りたかったので、店長に「すでに30分くらい待ってるしもういいから!」と帰ろうとしたところ、「そもそも蠅が飛び込んだのは私たちのせいではないし、私たちは誠意をみせて新しいものを作るといっているのにあなたが怒る意味がわからない」という意味のことを言われた。 

確かに見方によってはそのような解釈ができるかもしれないが、その店は二階で路面店でもなく(蠅いるのが普通とは思えない)、そこそこのお値段をとる店でもあり、その場合客は単にお茶だけではなく、その雰囲気やサービス、時間に対してもお金を払っていると思うんですよね。最初の店員さんが、「等一下(ちょっと待って)」だけでなく、「新しいものをおつくりしますのでちょっとお時間かかるかもしれませんがお待ちいただけますか?」と言ってくれてたら、同じことをしたとしてもすごくいいサービスの店になってたと思うので、もったいない。

これが、後に回りまわって、他の方から「あなたが台湾人を馬鹿にしている、という話になっているが本当か?」ということになった。 いやいやいや、ちょっと待てーい!(笑) してないでしょ? 声を大にして言っておくが、私は、「自分さえよければ他人に迷惑をかけて平気な奴」とか、「できる努力をしないで楽をしようとする奴」、「言い訳ばかりして人のせいにする奴」に対しては、日本人だろうが、アメリカ人だろうが、台湾人だろうが、正々堂々と馬鹿にする。ああ、辛辣に馬鹿にする(笑) ただし、それはそのようなことをした「個人」に対してである。ここ大事。

ただ私が反省すべきは、通訳の問題もあったのかもしれないが、話を分かりやすくするために「もし日本だったらこうすると思う」「日本だったらこう言うと思う」という対比の表現を使ったことだと思う。きっとそうだよね。 私は講演をする機会も多いのだが、私の業界においては確かに日本の方が一日の長があるので、「日本と台湾の現状の比較や台湾の課題について」というようなお題をいただくことがある。 ここで、「いやいや、台湾は素晴らしいですよ!」という話をしてしまったら、私の存在意義がないわけで(笑)、比較をしながら分かりやすく現状の問題点を説き、これは日本も歩んできた道で・・・という話をするわけであるが、これも気を付けないと、日本が上から目線で台湾をこき下ろすといった風に捉える方もいらっしゃるのですよねー。 だから、ちょいちょい日本の悪い点も織り交ぜつつ、台湾のよいところもほめたたえつつ、笑いを交えて話をするようにしている。 台湾の一部(あくまで一部)の方は、少しコンプレックスをお持ちなのだろうか? 台湾は台湾でものすごく誇りに思える国だと私は思っている。 台湾の好きなところ、日本と同じくらいすぐにたくさん言えますよー(笑) この「台湾通」でその台湾のすばらしさがもっと伝わっていけばいいのになぁー。

 

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